10月に発売後、各方面から好評の声が絶えない2023年の覇権VLOGカメラ「Osmo Pocket 3」。
有象無象のカメラ好き飛びつく中、例に漏れず僕も手を出しその魅力に取り憑かれた。そんな僕がOsmo Pocket 3をヘビーユースするための持ち運び方法が決まったので今回はその方法を紹介。
結論
- 腰にOsmo Pocket 3を吊り下げる
- Osmo Pocket 3は純正ケース収納し、ベルトループに吊り下げて持ち運ぶ
- 万が一落下した場合はCare Refreshでカバー
この方法を採用するに至った理由を解説する。
Osmo Pocket 3はポケットに入らない
Osmo pocket 3は前モデルから大幅なアップデートがあった。
特にセンサーサイズと液晶モニタの大型化といった画質や使い勝手に直結する重要な要素が進化を遂げた。
しかしそれに伴い本体サイズも大型化。前モデルから本体サイズは1.3倍、重量は1.5倍増加している。
そのため前モデルでは名前通りポケットに収まっていたオズポケだが、3をポケットに入れて持ち運ぶには結構無理がある。入れられなくもないがかなり不格好。非常にダサい。
この問題の解決策として多くのYouTuberやブロガーはショルダーストラップやネックストラップを利用して持ち歩いているようだ。自分でもそういった運用を試したところ色々と問題が見つかったため、他にベストな方法がないか模索することにした。
持ち運び方法として検討した方法
純正ストラップ&ミニバッグ入れる
普段はサコッシュなどのミニバッグに入れて使う時だけ取り出す方法。僕は極力バッグを持ちたくないのですぐに採用を見送った。
採用しない理由
- すぐに撮影に移ることができない。毎回出し入れするのも面倒。
- 小型カメラを利用するためにバッグを持ち出して荷物を増やすのは本末転倒。
ショルダーストラップで持ち運ぶ
本体とケースをショルダーストラップで肩から下げて運用する。しかしこの方法ではOsmo Pocketの最大の魅力である手軽さを犠牲にしてしまう。
採用しない理由
- Osmo Pocketのサイズを考えると少し大袈裟
- リュックやバッグを持っていた場合にショルダーストラップが干渉する
- Osmo Pocketを防湿庫やバッグから出し入れする時にかさばる
ネックストラップ
有力候補だったのがこの方法。速射性も高く落下のカバンにも簡単に収納できる。しかしこの方法にも問題があり見送り。
採用しない理由
- 手を伸ばせないためストラップを長くしないと自撮りで映せる範囲が狭くなる
- ストラップを伸ばすと安定性に欠け、歩く度に本体がお腹に当たる
- ネックストラップで運用している一眼カメラと干渉する
- 本体だけ首から下げるとジンバルが回転してレンズに塵がつきやすい
- 純正ケースと一緒に首から下げると存在感があり見た目が悪い
ただ着脱式のネックストラップにすることで解決する課題も多いので、人によってはこの方法もおすすめ。
またジンバル部分だけをカバーするパーツが今後どこかから発売されれば、純正ケースなしで利用することで使い勝手が大幅に向上する可能性がある。
VLOG撮影とストラップは相性が良くない
自撮りするVLOGにおいて、自身とカメラ本体の距離を制限するショルダーストラップとネックストラップは非常に相性が悪い。
ストラップは一眼カメラの場合は手ブレを抑えるために利用することもできるが、ジンバル付きカメラであるOsmo Pocketではこのメリットも薄い。
Osmo Pocketを自由に使うのであれば、リストストラップなど可動域を制限しないものか、そもそもストラップを使わない方が良い。
純正ケースは最強
純正ケースの他に代替となるケースを探してみたが見つからなかった。
他社が出している専用ケースはまだ数が少なく使い勝手が純正に劣る。専用ケース以外ではサイズが一回り大きくなってしまう。
ジンバルを固定するという性質上ケースはハードケースにならざるを得ないが、専用設計されたもの以外ではジャストフィットすることは稀でワイドレンズを付けた場合は収納できなくなることもある。
そのためケースを使うのであれば純正ケースが最善の選択。
純正ケースをベルトループに吊り下げる
前述の課題を踏まえ僕が採用したのは純正ケースをカナビラでベルトループに吊り下げるというシンプルな方法。「なんだ何の捻りもない方法じゃん」と思われる方も居るだろうがその通り。シンプル・イズ・ベストなのだ。
これであればカメラの可動域が制限されず、他のカメラのストラップと干渉することもない。またケースにも入っているためレンズに塵が付くことも少ない。
そして最大のメリットは付けてても気にならないこと。
カナビラでベルトループに吊り下げるとショルダー/ネックストラップを利用する時よりも安定するため身体の動かし方に影響を与えない。そのため疲れないし、持ち出して一度も使わなくても損した気分にもならない。これは持ち出し回数に直結するため非常に重要な要素。
また最低限の落下防止策としてフィンガーストラップを付けている。Osmo Pocket 3の重量は173gとスマホと変わらない重量なのでスマホ用のリングでOK。
もし見た目が気に入られなければ付けなくても大丈夫。ただしその場合はCare Refreshへの加入は必須。
Care Refreshへの加入は運用方法にも影響を与える
純正ケースの欠点として本体を収納した際にきちんと固定しないと本体が落下する恐れがある。当然ストラップを利用する時よりも故障リスクは高くなる。
その対策としてCare Refreshへの加入がおすすめ。
そもそもジンバル付きカメラはデリケートで、歴代のOsmo Pocketでも壊れた話を度々聞いていた。落下以外でも故障する可能性は十分にあり得る。
しかしカメラがデリケートだからといって、大事に扱いすぎて利用頻度が下がるようではVLOGカメラとしていただけない。
僕は万が一の保険としてではなく『使える場面が増える=性能が向上する』という意味で捉えて加入を決めた。
Care Refreshは一年版と二年版があるが、一度入れば期限が切れる前に延長できるのでまずは一年版への加入がおすすめ。
※ただし二年版のほうが年当りの料金は安いので、今まで類似のカメラを利用したことがあり、二年以上の利用が想定される場合は二年版がお得。
まとめ
今回はOsmo Pocket 3の持ち運び方法について検討し、ベルトループに純正ケースを吊り下げる方法を採用した。
この運用を始めてから利用回数がかなり増え、『必要ない時でもとりあえず持っていくか』と考えられるようになったのは非常に大きい変化だった。
VLOGカメラのライバルとしてiPhoneなどスマホが挙げられるが、今ではOsmo Pocket 3が同じくらい手軽なカメラという認識となった。
また検討を進めていく中でDJIという企業のプロダクトがいかに洗練されているか再認識させられた。
本体の性能は勿論だが、純正ケースは保護と使い勝手のバランスが絶妙に保たれている。そして保護が不足していると考えるユーザのためにCare Refreshが用意されている。
これは「VLOGカメラなのだからガンガン使え」というDJIからのメッセージとも受け取れる。
今後もDJIの商品からは目が離せない。